子犬が狂ったように暴れる原因と対策

暴れる犬

子犬が狂ったように暴れる原因とは?

ワン!ワン!突然子犬が吠え、狂ったようにリビングを走り回る。まだ躾の真っ最中なので「おすわり」や「伏せ」「待て」などの落ち着かせる指示は理解していない。ややしばらく暴れまわり、最後は床におしっこ、、、こんな経験はありませんか?

狂ったように暴れる子犬は飼い主にとってとても頭を悩ませる問題です。一分一秒でも早く止めさせたいと思うと思います。

しかしこの行動にはさまざまな原因が存在します。その原因を理解し対策することで子犬との良好な関係を保ちながら改善することができます。

この記事では子犬が暴れる主な原因と対策をご紹介しますのでぜひご覧ください。

原因その1:有り余るエネルギー

子犬はとてもエネルギッシュで活発なお年頃です。子犬は成長していく過程で新しいことを学び、冒険し、遊びながら自分の知っている世界を広げていきます。

エネルギーが有り余るのは、子犬がその自然な活発さや好奇心を充分に発散できない場合におこります。

日中にしっかり運動できなかった場合や様々な刺激が不足すると、有り余るエネルギーが大爆発をおこし夜に大暴れしてしまうことにつながります。

 

有り余るエネルギーが子犬の行動に与える影響

子犬がエネルギーを充分に発散できない場合、以下のような問題行動が発生することがあります。

  • 興奮して暴れる:
    子犬は興奮し、部屋中を走り回り、飛び跳ねることがあります。これは飼い主や他のペットが怪我をする恐れがありとても危険です。

  • 攻撃的に噛む:
    子犬はエネルギーを発散できていないと不安やストレスを感じ、噛むなどの攻撃的な行動をおこすことがあります。

  • 家具など物を壊す:
    子犬はエネルギーが有り余っていると家具や靴などの物を噛んだりし壊してしまうことがあります。

他にもクッションを破いたり、興奮してトイレ以外のところでオシッコをしたり、飼い主がとても困ることをやってしまいます。

では、子犬の有り余るエネルギーを発散するにはどのような方法があるのでしょうか?

 

有り余るエネルギーを発散し管理する方法

子犬のエネルギーを発散し管理することは、問題行動を予防するうえで非常に大切なことです。以下は有り余るエネルギーを発散し管理するため方法のアイディアです。

  • 適切な運動をする:
    子犬に限らずですが、毎日の適切な運動が必要です。犬は散歩が大好きな生き物なので、日々の散歩を行いましょう。

    散歩に加えて全力で走る時間もあると更に良いです。体力づくりにもなり一石二鳥です。

    犬種やその子によってどの程度の運動が必要か目安は異なります。飼い犬にあった運動時間・強度を見つけてあげてください。

  • 頭を使う遊びをする:
    犬用の知育おもちゃやパズルを与えて、子犬が知恵を絞って遊ぶよう促しましょう。犬も人間と同じく頭を使うとエネルギーを多く消費します。

  • 社会化の訓練:
    子犬に「おすわり」「ふせ」「まて」などの基本的な訓練を行いましょう。

    それらを使い、他の犬や人との関わり方を学ぶ(社会化)ことで子犬自身がエネルギーを適切にコントロールできるようになります。

  • 規則正しい生活:
    子犬には規則正しい生活スケジュールが必要です。食事、散歩、遊び、休息の時間を可能な限り一定にしましょう。

子犬の有り余るエネルギーの問題は、飼い主であるあなたが積極的に関わることで適切に管理しコントロールできます。

運動や知恵を使う遊び、愛情たっぷりの訓練を行うことで、子犬が幸せで健康的で穏やかな生活をおくることができます。

 

原因その2:刺激に過剰に反応して暴れる

子犬は好奇心旺盛で新しい刺激にたいしてとても敏感です。

 

子犬からすれば、初めて聞く音、初めて見る世界、他の動物や人との出会い、自宅以外の異なる環境への適応など、さまざまな事柄が新鮮で刺激的なので興奮し暴れてしまうことがあります。

 

過剰な刺激が子犬の行動に与える影響

過剰な刺激が子犬の行動に与える影響は次の通りです。

  • 過度な興奮::
    子犬は新しい刺激に興奮しやすく、興奮状態では冷静な判断ができなくなり暴れたり吠えたりと問題行動が増えることがあります。

  • とても怖がりになる:
    逆に過度な刺激が子犬を怖がらせ恐怖反応を引き起こすことがあります。犬は恐怖を感じると暴れたり時には噛んだりしてしまいます。

  • 他の犬や人との関わりが上手くできない::
    過度に刺激を受けた子犬は、他の犬や人との適切な関係(社会化)が難しくなることがあります。

過度に興奮しているとすべての行動が激しくなるので、可愛がって撫でるのも難しいですね。ではどのように過度な刺激を管理するとよいのでしょうか?

過剰な刺激をうまく管理する方法

子犬への過剰な刺激を上手に管理するために以下の方法を試してみてください。

  • ゆっくりと慣らす:
    基本的なことですが子犬を新しい刺激にゆっくりと慣らしましょう。新しい環境や新しい人や犬との出会いを少しずつ増やし、徐々に慣れさせます。

  • ポジティブな経験:
    子犬には楽しいポジティブな刺激を経験させましょう。たとえば新しい場所でおやつを与えることで、その場所が楽しい場所であると子犬に関連づけます。

  • 訓練とリラックス:
    基本的な訓練を通じて、子犬にリラックスする方法を教えることが大切です。例えば、「ふせ」や「まて」などのコマンドを使って、刺激にたいして冷静になれるよう訓練しましょう。

  • 適切な社会化:
    先程解説した「ゆっくり慣らす」に通じますが、子犬を異なる環境や人々、他の犬と適切に関わらせましょう。社会化は刺激を抑え健全な行動を促します。

    これは私たち人間も同じですね。慣れている環境で顔見知りといるときはリラックスできます。

刺激に過敏になるのは子犬の成長過程で当然のことです。子犬の見ている世界は本当に初めての物事ばかりなんですから。

しかし、適切な管理とトレーニングによって、子犬がより落ち着いて自信を持った成犬に成長することをサポートできます。

私たち飼い主の愛情と指導が、子犬が刺激に慣れ克服するのにとても大切です。

 

3. 学習の過程

子犬は成犬になる過程で多くのことを学びます。これには社会化、基本的な訓練、行動規範、環境への適応などが含まれます。しかし、この学習の過程で問題が発生することがあります。子犬は時に、望ましくない行動を学んでしまったり、不適切な刺激に反応しやすくなったりすることがあります。

学習の過程が子犬の行動に与える影響

学習の過程が子犬の行動に与える影響は以下の通りです。

  • 望ましくない習慣の形成: 子犬が望ましくない習慣や行動を学んでしまうことがあります。例えば、トイレトレーニングが不十分であると、トイレでの排泄を習慣づけてしまうことがあります。
  • 恐怖や不安の形成: 子犬が恐怖や不安を感じる状況で学習した場合、それらの感情が深く根付いてしまうことがあります。これは、怖い刺激や環境に対する過度な反応を引き起こす可能性があります。
  • 社会化の重要性: 子犬の社会化が不十分であると、他の犬や人との適切な関係を築くことが難しくなります。これは問題行動や攻撃的な行動の原因になります。
学習の過程を管理する方法

学習の過程を管理するために、以下の方法を試してみましょう。

  • ポジティブな強化: 望ましい行動をポジティブな強化でサポートしましょう。例えば、褒め言葉やおやつを使用して、子犬が正しい行動を学ぶ助けになります。
  • 一貫性のある訓練: 子犬の訓練は一貫性のある方法で行うことが大切です。混乱を避けるために、家族全員が同じ訓練ルールを守ることが重要です。
  • 適切な社会化: 子犬をさまざまな環境や状況に慣れさせましょう。他の犬や人とのポジティブな経験を積ませることで、適切な社会化を促進します。
  • 専門家のアドバイス: 問題行動が深刻な場合、専門家のトレーナーや獣医にアドバイスを求めることを検討しましょう。専門家は効果的な対処方法を提供することができます。

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子犬の学習の過程は、飼い主の指導とサポートが重要です。ポジティブな訓練と愛情を通じて、子犬が健全な行動と良好な社会化を獲得し、成犬として健康的な生活を送るのに役立ちます。

 

4. 適切な遊び具とおもちゃ

適切な遊び具やおもちゃを提供して、子犬の精神的な刺激を与えましょう。知恵を使うタイプのおもちゃは、長時間の遊びに最適です。

適切な遊び具とおもちゃの重要性
  • 刺激とエンターテインメント: 適切な遊び具とおもちゃは、子犬に刺激とエンターテインメントを提供し、退屈を防ぎます。これは不適切な行動や家具の破壊を防ぐのに役立ちます。
  • 運動と体力の向上: 遊び具とおもちゃを使って子犬は運動し、体力を向上させることができます。適切な遊び具を提供することで、子犬は安全に走り回ることができます。
  • 知恵を使う遊び: パズルトイや知恵を使うおもちゃは、子犬の知恵を鍛え、認知能力を向上させます。これは精神的な刺激を提供し、退屈を軽減します。
  • 社会化とコミュニケーション: おもちゃを使った遊びは、飼い主とのコミュニケーションを促進します。共に遊び、信頼関係を築く機会となります。
適切な遊び具とおもちゃの選び方
  • サイズと耐久性: 遊び具やおもちゃは子犬のサイズに合わせ、耐久性のあるものを選びましょう。子犬が噛んでも破損しないものが最適です。
  • 安全性: 小さな部品や解体可能な部分がないか確認し、安全なものを選びましょう。有害な材料や塗料が含まれていないことも重要です。
  • 種類のバリエーション: 子犬にはさまざまな種類の遊び具とおもちゃを提供しましょう。噛む、投げる、引っ張る、追いかけるなど、さまざまな活動に対応できるものが理想的です。
  • 交代: おもちゃを定期的に交換して、子犬の興味を引き続けましょう。新しいおもちゃは新鮮な刺激となります。
  • 訓練と遊びの組み合わせ: 訓練と遊びを組み合わせるおもちゃも利用できます。例えば、おもちゃを使ったコマンドの練習などが考えられます。

適切な遊び具とおもちゃを提供することで、子犬は楽しみながら健康的に成長し、問題行動を予防できます。子犬の個性や好みに合わせて選び、安全性を確保しましょう。

まとめ

子犬が狂ったように暴れる原因はさまざまであり、飼い主としてはその原因を理解し、適切な対処法を選ぶことが大切です。愛情と訓練を通じて、子犬の行動を改善し、快適な共同生活を築く手助けをしましょう。

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